夜行列車資料館
 
寝台急行「銀河」
 急行「銀河」は昭和24年9月15日のダイヤ改正より初の愛称付き急行列車として誕生しました。

 東京-大阪間の夜行急行は同改正より3往復(残りの2往復は昭和25年11月8日に「明星」「彗星」と命名)
となり御三家と称され、最盛期(昭和38年10月〜昭和39年9月)には7往復まで増発されましたが、
東海道新幹線開通後は削減されていき、昭和50年3月以降は「銀河」1往復のみとなりました。

 車両面から見ても、当時最新のスハ43系の車両等が優先的に使用され、昭和51年からは急行列車として
初のブルートレイン化(20系化)され、寝台特急列車とくらべても遜色のない車両となり、14系、24系と経て、
東京-大阪間唯一の寝台急行として孤軍奮闘してきましたが、平成20年春のダイヤ改正にて運転終了
となってしまいました。

 

最終運転時のデータ

101レ 東京 23:00 → 7:18 大阪
102レ 大阪 22:22 → 6:42 東京

使用車両 JR西日本 宮原総合運転所(大ミハ) 24系25形
車両構成 A・B
速度種別 東京−通客C2b−熱海−通客C0−大阪
牽引機  東京−EF65-1000(田)−大阪
     (田)→JR東日本・田端運転所
編成

電源車
1号車
2号車
3号車
4号車
5号車
6号車
7号車
8号車
カニ24 オロネ24-100 オハネ25 オハネ25 オハネ25 オハネ25 オハネフ25 オハネ25 オハネフ25
←大阪 東京→ 増結車

 ※ 7〜8号車は連結しない日があります

歴史

昭和24年 9月15日 東京〜大阪の夜行急行列車に命名
日本初の愛称付急行列車
昭和36年10月 1日 寝台列車化
昭和40年10月 1日 東京〜姫路の一般急行化
昭和43年10月 1日 昭和36年3月誕生の寝台急行「明星」を「銀河」と改称
2往復体制化
昭和47年 3月15日 東京〜姫路の「銀河」を再び寝台列車化(東京〜大阪間)
さらに東京〜名古屋で急行「紀伊」を併結
昭和50年 3月10日 「銀河・紀伊」が「いなば・紀伊」と改称(特急化)
「銀河」は1往復に
昭和51年 2月20日 20系化
昭和60年 3月14日 14系化
昭和61年11月 1日 24系25形化
平成20年 3月15日 ダイヤ改正にて廃止


運行時刻(昭和43年10月)

下り列車 上り列車
「銀河1号」 101レ 「銀河2号」 103レ 「銀河1号」 102レ 「銀河2号」 104レ
東京 2145
横浜 2215
小田原
2314
2315
熱海
2339
2340
沼津 007
静岡
057
059
浜松
211
214
名古屋
353
358
岐阜 428
米原
520
522
大津 622
京都
634
638
大阪 717
東京 2240
品川 2250
横浜 2310
大船 2328
小田原
009
011
熱海
038
039
静岡
143
145
浜松
257
310
豊橋
343
344
岡崎 411
名古屋
448
453
米原
556
557
大津 658
京都
709
711
大阪
751
804
三ノ宮 829
神戸 833
明石 851
加古川 910
姫路 929
大阪 2130
京都
2210
2214
大津 2228
米原
2323
2325
岐阜 017
名古屋
044
049
浜松
231
233
静岡
347
351
富士 425
沼津 447
熱海
507
509
小田原
534
535
横浜 633
品川 655
東京 705
姫路 2105
加古川 2122
明石 2142
神戸 2200
三ノ宮 2205
大阪
2231
2240
京都
2322
2327
大津 2340
名古屋
157
207
豊橋
317
328
浜松
406
417
静岡
543
554
富士 631
沼津 702
熱海
728
730
小田原
755
757
大船 842
横浜 900
川崎 926
東京 939



                                                   
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